11.彼岸花
作詞:阿久悠
作曲:出門英
彼岸花咲けば 秋深く
女が日暮れに 泣くのです
影法師踏んで まわり道
あゝ想い出たずねて歩きます
歩きます
夕映えに消えて 一年二年
そして三年 あきらめましょう
嫁入り話の出る秋には
女は顔を 女は顔をそむけます
アアア………
鰯雲流れ 夜が来て
女が化粧を するのです
手鏡の中に 月が出て
あゝ心がきりきり痛みます
痛みます
夕映えに消えて 一年二年
そして三年 あきらめましょう
やさしいぬくもりない冬には
女は胸を 女は胸を抱くのです
夕映えに消えて 一年二年
そして三年 あきらめましょう
やさしいぬくもりない冬には
女は胸を 女は胸を抱くのです
アアア………
|